
熱戦が繰り広げられているワールドカップ・コリアジャパン 2002。
なんと6月25日(火)ソウルで行なわれる準決勝のチケットが手に入っちゃいました!
これにより、10年ぶりの韓国訪問が決定です。ワールドカップに沸くソウルを見て来ましょう!
目次へ
再会できるか? 2002年6月18日 ★
念願の1次リーグ突破を果たした我らが日本代表チーム。
決勝トーナメント1回戦でトルコに破れ、残念ながらベスト8にコマをすすめる事はできませんでした。同じ日の夜。
ワールドカップ共催国の韓国は延長戦の末、強剛イタリアをやぶりました!
アジア勢初のベスト8入り!
なんともすばらしい快挙です!この瞬間、次の韓国の試合は6月22日(土)に決まりました。
「…まじで??」
それは、重太が25日の準決勝戦を見に行くため、韓国に入ろうとしている日です。
ソウル内の大混乱は避けられないでしょう…。
せっかくソウルに行くと言う事で、韓国人の友達と10年ぶりに会う約束をしました。
そして、ソウルで寝場所を提供してくれる日本人の友達ともどこかで待ち合わせ、会わなくてはなりません。
ワールドカップに沸く混乱の中、友達と無事会えるのか不安になってきました。
目次へ
真っ赤なソウル [ ソウル ] 2002年6月22日 ★★
6月22日、土曜日、午後2時半。
ソウルの繁華街、新村駅周辺は赤一色に染まっていました。
赤いシャツを着た韓国サポーターが町を埋め尽くしているのです。
頭には、つの飾りや赤いバンダナ。
顔には、フェイスペイント。
長細い風船を手に持つ人。
太極旗を体に巻く人もいます。
そのサポーターの名前は「レッド・デビルズ」(赤い悪魔)。
たしか日本と対戦したベルギーも赤い悪魔と呼ばれていた様な気がします…。
世界のそこら中に赤い悪魔がいて、なんだか物騒な世の中です。韓国人はこれから行なわれる準準決勝、対スペイン戦の臨戦体勢です。
男も女も、老いも若きもとにかく「真っ赤」。
その色と雰囲気から、異常なまでの熱気がビンビン伝わって来ます。
目次へ
10年ぶりの再会 [ ソウル ] 2002年6月22日 ★★
そんな真っ赤にそまるソウルの町で、これからアメリカ留学時代の韓国人の友達、ハミャンと会う約束をしていました。
実になんと10年ぶりの再会、お互い顔がわかるでしょうか?
重太はあえて『紺色』のシャツを着ていきました。
「こうでもしないと赤い人々に飲み込まれ、ハミャンと永遠にめぐり会えないだろう。」
そう思ったからです。ハミャンの携帯に連絡し、KFCで昼飯を食べながら待つ事30分。
いきなり後ろから抱きついてくる人がいます。
ハミャンです!
「シゲタ−!」
「おぉ、ハミャン! 元気そうで!」
「君も!」
彼も待ち合わせを考慮したのか、紺色のTシャツで登場です。
実に10年ぶりの再会を無事果たす事が出来ました。
「彼女が妻のスーウォンだよ。」
「初めまして。」
昨年末結婚したという奥さんとは初対面です。
英語が話せる人で、会話に困る事はなさそうで安心しました。「どう、久しぶりの韓国は?」
「赤い!」
「ははは!」
1度会ってしまうと、なんかつい昨日も会っていた様な気になってしまうから不思議です。
目次へ
韓国人と韓国戦観戦 [ ソウル ] 2002年6月22日 ★★★
ハミャンと奥さんと一緒にバーにて対スペイン戦を観戦します。
「てーはんみんぐっ!」(大韓民国!)
「てーはんみんぐっ!」
「てーはんみんぐっ!」
何かが起こる度、皆声をあわせてこのフレーズを連呼します。
日本も同じですが、韓国も自分の国の選手たちを大声で応援していました。「ぶーーーーー!!」
スペインの選手にボールが奪われるとみんなで大声でブーイング。
「わーーーーー!!」
ボールを取り返すと場内拍手喝采。
プレーの1つ1つに一喜一憂、なんだか盛り上がり過ぎです。試合はなかなか点がはいりそうもなく進んでいきます。
隣で見ているハミャンも奥さんも真剣そのもの。
韓国は負けてはいませんが、勝てるかどうか…。
うかつに話しかけられない状態が続きます。「てーはんみんぐっ!」
「てーはんみんぐっ!」
少し間があくと、バーの人たちはとにかくこのフレーズを繰り返します。「(韓国を応援しないで、万が一韓国が負けでもしたら…。)」
そんな時、「赤い服」を着ていない自分の身に何が起こるかわかりません。
少なくても、南米やヨーロッパで地元チームを応援しない奴の身の安全は保証されません…。
幸いなことに、重太はどう見てもスペイン人には見えません。
「てーはんみんぐっ!」
いくら赤くなくても、まわりの韓国人と同じアクションで応援している限り、自分が危険な目に会う事はまずないでしょう。
目次へ
ベスト4!! [ ソウル ] 2002年6月22日 ★★
韓国 対 スペイン戦の準準決勝は続きます。ポルトガルやイタリアといったヨーロッパの強豪を次々破って来た韓国。
日本と共催国と言う事もあり、自分がソウルにいるということもあり、段々韓国を応援したくなって来ました。微妙な判定があったり、おしいプレイがあったり…。
結局、試合は両チーム無得点のまま、延長戦まで終わってしまいました。
両チーム、死力を尽くして迎えたPK戦。
「ぶーーーーー!!」
スペインの選手がゴールを決めるとブーイングや溜め息。
「わーーーーー!!」
韓国の選手がゴールを決めると大騒ぎ。韓国のゴールキーパー、イ・ウンジェのファインセーブで韓国はPKを1つ阻止しました!
「わーーーーー!!」
もしかしたら、強豪スペインにまで勝ててしまうのですから、バーの中はもう大騒ぎです!!
「ゴー−ー−ール!!」
最後のキッカー、韓国のホンミョンボが決め、PKのスコアは5ー4。
韓国は見事、勝利をおさめました!!
ななななななんと、ベスト4進出決定です!
「わあああぁぁーーーー!!」
バーの中は大騒ぎです!!!
「わあああぁぁーーーー!!」
自分の国が勝ったわけでもないのに、その場の雰囲気に流され、重太も大騒ぎに加わります。試合中は誰もいなかった路上にはたくさん人が出て来ます。
道はあっという間に赤く染まり、太極旗がふられ、太鼓が鳴り響きます。お祭り騒ぎが始まりました。
目次へ
どこもかしこも大騒ぎ [ ソウル ] 2002年6月22日 ★★★
「てーはんみんぐっ!」
「てーはんみんぐっ!」
「てーはんみんぐっ!」
店を出ると人々は狂喜乱舞状態です。
そんな中、大きな道路に興奮した人たちが飛び出さない様、警官が並び、バリケードを作ります。
車から体を出し大騒ぎする若者。
「てーはんみんぐっ!」のリズムでクラクションを鳴らすドライバー。肩を組んで歌いながら大騒ぎ。
太鼓やドラをたたいて大騒ぎ。
花火を打ち上げ大騒ぎ。
ラインダンスで大騒ぎ。
すれ違う人全員とハイタッチして大騒ぎ。
ペットボトルに水をいれ、ばらまいて大騒ぎ。
店一件一件に入っていき、「てーはんみんぐっ!」(大韓民国!)と叫んで大騒ぎ。
どこもかしこも大騒ぎです!!この大騒ぎは夜通し、新村の繁華街周辺で繰り広げられていました…。
そこら中に紙屑、ペットボトルが散らかっています。
今日のソウルは多分、世界で一番汚い町でしょう。
目次へ
盛り上がるソウルの町並み [ ソウル ] 2002年6月24日 ★★
・「Be the Reds!」と胸に書かれた赤いTシャツ。
・韓国の国旗。
・顔にはる国旗などがデザインされたシール。
・ヒディング監督の紙で出来たマスク。
ソウルを歩いているとこれらのモノが路上で売られています。
「♪おお〜、ぴっすん(必勝)こりあ! ♪おお〜、ぴっすん こりあ!」
「♪おお〜、ぴっすん こりあ! ♪おっお〜、えっお〜、え! あい! あい! あい!」
韓国チームを応援する歌(CD)が至る所で延々と繰り返されています。
何回も繰り返し聞かされると、自然と覚えてしまう魔の旋律。
いつかサッカー日韓戦がある時、自然と口ずさんでしまいそうで恐ろしいです。ベスト4入りした韓国=ソウルでは、どこもかしこもワールドカップ・フィーバー中です。
「ヨコハマロ カジャ!」(横浜へ いくぞ!)
というキャッチフレーズまで出来てしまう始末。
国民の盛り上がりは最高潮に達しています。「…あれ、…待てよ…。」
冷静に考えてみると、自分が見に行く準決勝戦がドイツ対「韓国」戦になったことにやっと気付いたのでした。
目次へ
思わぬ対戦カード [ ソウル ] 2002年6月24日 ★
意外にも準決勝は韓国戦となってしまいました。
「せっかく見に行くならドイツvs『スペイン』戦を見たいな。」
韓国の方々には申し訳ないですが、しょーーーーじき、出発前にはこう思っていました。
「(…自分が見に行く試合まで勝ち進んでくれなくても…。)」
共催国である韓国の大躍進を祝いつつも、こんなことを心の奥で思ってしまいます。
なにせ、チケットはうん万円もする高価なもの。
見たい対戦カードならその出費も気になりませんが、そうでもない試合にはあまりお金をかけたくないものです。
「絶対、売れるって!」
ソウル在住の日本人の友達が熱く語ります。
「…そうか、売っちゃえばいいのか!」
韓国戦を生で見たい韓国人はいっぱい入るはずです。
そういう人に売った方がチケットも有効利用されると言うもの。
サッカーは大好きだけど、このカードはさほど期待していない日本人よりずっとこの試合を楽しんでくれる事でしょう。
翌日。
「売れたよ−。」
その友達経由でチケットは無事売りさばかれました。
「…さて、試合をどこで見ようかな…。」
今度はドイツ vs 韓国戦をみる場所を探さなくてはなりません。
韓国に来たのは、ワールドカップの試合をスタジアムへ見に行くためだったのですが…。
目次へ
大混雑! 市庁舎前 [ ソウル ] 2002年6月25日 ★★★★★
よく日本のTVでもお目にかかるソウルの市庁舎前広場。
そこには巨大モニターが設置され、一緒に韓国チームを応援しようというサポーターが大勢押し寄せ、大声援を送るところです。
6月25日、準決勝、ドイツ vs 韓国戦。
スタジアムでその試合を見る予定でしたが、より試合を楽しめるであろう韓国人にチケットは売ってしまいました。
そのため、どこかで試合を見なければなりません。
だからといって、イモ洗い状態の市庁舎前で観戦する気にはなれませんでした。
しかし、せっかくソウルまで来たのです。
その市庁舎前の混雑は一見の価値あり、と思い、試合前に行くだけ行ってみました。
「…うわぁ…!」
人、人、人。
赤、赤、赤。
どこもかしこも真っ赤な人々でいっぱいです。閉鎖される市庁舎近くの地下鉄出入口。
閉鎖される市庁舎近くのホテル出入口。
「なんで通してくれないんだよ!」
と警備員につめより怒る人もあちこちにいます。
みな自分の行きたい所に行く事すら出来ず、イライラいている様子です。
ものすごーーーく長いトイレ待ちの行列。
女性だけでなく、男性用のトイレまで休日の遊園地以上に混んで大変です。
あれじゃ、用をたせずに緊急事態になる人が大勢出ることでしょう…。道路に出ると、路上に新聞紙をひいて座る人々が大勢居ます。
夏の花火大会を連想させます。
みなキムパップ(のりまき)やホットドッグなど食べ、試合観戦に備えています。
歩いてこの一帯から離れるのも容易ではありません!
すれ違う人が多く、人を押し分けかき分け、一歩ずつやっとの思いで進んで…。
市庁舎前に向かうサポーターは減るどころか増える一方です!
これは、とてもサッカーをみる環境じゃありません!
これは、「ただお祭り騒ぎを楽しみたい集団」としか思えません!!
ま、日本も他の国々も同じでしょうが…。
目次へ
何しに韓国へ? [ ソウル ] 2002年6月25日 ★★★
6月25日、ドイツ vs 韓国戦。
結局、その試合は友達の家でじっくりTV観戦をしました。
この様子は日本にも生中継されていたはずです。
わざわざ韓国まで来て、TVで試合を見なくても…。
目次へ
韓国2002 ワールドカップ編 目次
・再会できるか? ………ワールドカップベスト8に沸くソウルで友達と会う約束・真っ赤なソウル ………とにかく赤いソウル市内
・10年ぶりの再会 ………韓国人の友達となんとか再会
・韓国人と韓国戦観戦 ………繁華街のバーで対スペイン戦をTV観戦
・ベスト4!! ………韓国がスペインまでも撃破!
・どこもかしこも大騒ぎ ………勝利に沸くソウル市民、韓国国民!
・盛り上がるソウルの町並み ………試合が終わっても町は韓国サッカーフィーバー
・思わぬ対戦カード ………やっと気付いた自分の見に行く対戦カード
・大混雑! 市庁舎前 ………試合前、イモ洗い状態の市庁舎前へ
・何しに韓国へ? ………無事、試合観戦終了…
![]() |
| 出発ゲートへ戻る |