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− 366日間世界一周旅行、ひとりごと <その4> −

中国

世界一周した際、思った事、感じた事、考えた事です。
重太の自由気まま、勝手ワガママな意見に触れてみて下さい。

ひとりごと<その1>へ
出発(日本)〜タイ

ひとりごと<その2>へ
タイ〜カンボジア

ひとりごと<その3>へ
カンボジア〜中国

ひとりごと<その5>へ
ネパール〜インド

ひとりごと<その6>へ
インド、パキスタン

ひとりごと<その7>へ
バングラデッシュ〜ミャンマー

ひとりごと<その8>へ
タイ(3)〜U.A.E.

ひとりごと<その9>へ
トルコ〜

ひとりごと<その10>へ
トルコ〜シリア

ひとりごと<その11>へ
シリア

ひとりごと<その12>へ
レバノン〜エジプト

ひとりごと<その13>へ
ギリシャ〜ボスニア

ひとりごと<その14>へ
クロアチア〜チェコ

ひとりごと<その15>へ
ポーランド

ひとりごと<その16>へ
ポーランド〜オーストリア

ひとりごと<その17>へ
オーストリア〜ドイツ

ひとりごと<その18>へ
ドイツ〜スイス

ひとりごと<その19>へ
イタリア(2)〜フランス

ひとりごと<その20>へ
スペイン

ひとりごと<その21>へ
ポルトガル

ひとりごと<その22>へ
ブラジル1

ひとりごと<その23>へ
ブラジル2

ひとりごと<その24>へ
ブラジル3

ひとりごと<その25>へ
ブラジル4

ひとりごと<その26>へ
アルゼンチン1

ひとりごと<その27>へ
アルゼンチン2

ひとりごと<その28>へ
アルゼンチン3〜アメリカ

ひとりごと<その29>へ
〜日本


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 天の声
昼過ぎについた南昌の駅。
駅構内はものすごい人だかり。
「この後、廬山へ行こうか、黄山へ行こうか…。どうしよう?」
壁に張り付けてある大きな時刻表を見ながら迷っていた。

「メイ アイ ヘルプ ユー?」(何かお困りですか?)
女性駅員さんが近寄って来てたどたどしい英語でこちらに尋ねてくれた。
こちらの悩みを英語であれこれ伝えても、どうやら英語はわからないらしい。
困った顔をしてどこかへ行ってしまった。

しばらくすると、同じ駅員さんがまた来た。
ついてこい、というジェスチャーをする。
ついて行くと受話器を渡された。

「メイ アイ ヘルプ ユー?」(何かお困りですか?)
受話器の向こうから『ちゃんとした』英語が聞こえて来た。
こちらの悩みをあれこれ英語で伝える。
すると、ここ南昌から黄山へ行くルートを勧めてくれた。

「さっきの駅員に変わって下さい。」
そう言われ、受話器を女性駅員さんに戻した。
駅員さんは全てを理解し、行列が出来ている切符販売窓口へ向かった。
行列をかきわけ、列の1番前にはいり、黄山行きの切符をあっという間に買ってくれた。
旅行会社に頼むと取られるという手数料もなしで!

「謝謝! 謝謝! 謝謝!」(シェ−シェ−=ありがとう!)
知りうる限りの中国語で何度も何度もお礼を言った。
照れくさそうにはにかみながら、その女性駅員さんは仕事へ戻って行った。

言葉が通じなくても困っている人を助けてくれる親切な女性駅員さん。
どこからか電話で旅のアドバイスをくれた受話器の向こうの『天の声』。
とても気持ちのいい出会いをした。

[ 中国、南昌にて ] 2001年 1月 24日
旅 71日目

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 ウソつきムカつき旅行会社
黄山へついた。
旅行会社の人が寄って来て、頼んでもいないツアーやタクシーの手配をする、と英語で言ってくる。

ガイドブックには、『中国では旅行会社の人は何にでもしっかり手数料をとる』と書いてある。
よっぽどこまった状況で無い限り、自分の力でバスにのったり、宿を探したりすることにしている。
それが放浪の旅のいいところだし、費用もかからない。
こういった一つ一つの手間ひまを楽しんでいるくらいである。

「自分でどうにかするから。」
そう何度言ってもしつこくついてくる旅行会社の人。

「ふもとまで行くバスはもう出て無いよ。」
そう言われ、仕方なくこの人が手配してくれたタクシーでふもとまで1時間かけて行った。
「バスがないから明日も迎えに来る。5時にここで。約束だよ!」
そう言って去って行った。

次の日、日中黄山観光を終え、ホテルに戻ると駅までのバスはある、と言う話。
客を獲得するために、昨日の旅行会社の人はどうやら都合のいいウソをついた様だ。

「バスがないってウソだろ?」
そういうと怒り出す旅行会社の人。
ウソをついたことは『絶対』認めない。
論点を変え、こっちが悪いみたいな論調にさえなってくる。
サービス業であるべき旅行会社の人に思いっきり不愉快な気持ちにさせられている。

「日本人とはビジネスをやりにくい!」
しまいには こ ん な こ と まで言い出した。
いらないと言ったのにタクシーを勝手に呼び寄せ、都合のいいウソをつき、最後はこの言い草。

プッッツーーーン!

キレた…。
久々 キ レ た …。


「お前のタクシーなんて絶対のってヤンない!」
バスがあるとわかっても、約束してしまったから値段が高くても仕方なくタクシーに乗ってやろうかと思っていたが、そんなこともう知った事か!
ソイツを置き去りにしてホテルを後にした。

「アイムソーリー! アイムソーリー!」
ソイツは一転して必死に謝り始めた。
むこうはわざわざ1時間もかかる黄山の駅からタクシーを呼び寄せている。
往復のガソリン代だけでもどうにか手にしないと、ただの赤字になってしまうのだ。

そんなこと、知ったことか!
ちょうど都合良くやってきたバスに飛び乗った。

「ふん! ざまーみろ!!」
むこうの言いなりにならず『してやったり』の気持ちになった。
…が、なんとも不愉快な思いをさせられた2日間だった。

[ 中国、黄山にて ] 2001年 1月 27日
旅 74日目

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 大都会、南京
「静かな田舎町」
南京の事をなんの根拠もなく勝手にそう思い込んでいた。

実際はビルが立ち並ぶ大都会。
今まで通過して来た南寧、桂林、南昌、黄山など比べ物にならなかった。

久しぶりに見るマクドナルドやケンタッキーフライドチキン。
コンビニもかなりご無沙汰だった。
ちょっと感激。

インターネットカフェも随分久しぶり。
便利なものがあるなぁ、などと感心。

久々の大都会に圧倒された…。
しばらく旅を続け、いつのまにか随分田舎者になった様だ…。

[ 中国、南京にて ] 2001年 1月 29日
旅 76日目

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 南京にて思ふ事
日本人にとっても中国人にとっても忘れられない町、南京。
第2次世界大戦中、日本軍による大虐殺があった地だ。

日本人をよく思わない人が多いはずである。
自分が直接悪い事をしたわけではないが、この町を歩くのはなんとなく気がひけてしまう。

「え? 日本人なの?」
動物園の入口にあるレストランにて。
若いウェイトレスさんはあまり訪れないらしい日本人に興味を示してくれた。
異国の人と筆談するのが新鮮で楽しいらしい。

仕事中、暇が出来るとわざわざやって来て、何か漢字で書いてこちらに伝えようとする。
通じると飛び跳ねてうれしそうにはしゃぐ姿が印象的だった。
食後もずっと筆談が続いた。

店を出る時も笑顔でお見送りをしてくれた。
温かいもてなしがとても嬉しく、ホテルまで楽しい気分で歩いて帰れた。

日本軍が行なった過去の過ちは忘れてはならない。
しかし、新しい関係を築く事の大切さを知らされた。
個人レベルでの国際交流は国籍とか人種とか関係ないな、って感じる出来事だった。

[ 中国、南京にて ] 2001年 1月 29日
旅 76日目

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 中国、列車の旅
世界で3番目に大きい国、中国。
その都市間移動には長距離列車が便利。

列車の座席は主に4タイプ。

タイプ ランク スタイル、特徴 お勧め度
硬 座
こうざ
2〜3人がけの硬い木のイス
向かい合いボックスシートタイプ
値段が安く、混雑必至

節約&短距離移動の人へ
軟 座
なんざ
★★★ 2〜3人がけの軟らかいイス
向かい合いボックスシートタイプ
二階建て車両もある
快適!
日中の中距離移動に最適
硬 臥
こうが
★★ 硬い三段ベッド
通路としきりがない
冬はめちゃ寒い
いまいち…
お金を節約したい人に
軟 臥
なんが
★★★★★ 軟らかい三段ベッド
コンパートメント
プライベート空間をもてる
快適!!!
深夜長距離移動に最適

列車には一応トイレはあるので、急な腹下しもこわくない。

洗面所もある。
給湯場所もある。
みな水筒や茶わんにお湯とお茶っぱを入れ、茶をすすりながら列車の旅を楽しんでいる。

カップラーメンも長旅のお供になっている。
ソーセージを1本入れるのがどうやら中国流らしい。

硬座、硬臥はお値段が安いので、地元の人がよく利用する。
そんな人たちとのふれあいを楽しみたいならお薦め。

しかし、夜逃げするかのようにたくさんの荷物を抱え、列車に乗り込んでくる人が多い。
旧正月前後の移動は乗車率400%を越え、想像を絶する込み具合。
運よく座れても、自分のまたの間に立つ人も出て来てなんとも不愉快な感じに。

のんびり旅をしたいなら、やはり軟座や軟臥がお薦め。


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 中国、バスの旅
世界で3番目に大きい国、中国。
バスによる都市間移動も魅力的。
中国の生の生活により近い風景を楽しめるから。

バスによっては、長旅を考慮してビデオで映画を上映してくれたりする。

長距離移動のためのベッドタイプのシートのバスもある。
たいていバスは中央の通路を挟んで左右にイスが2つずつある。
それがイスではなく、ベッドタイプなのだ。
真横に知らない人が寝ているのが嫌で1度も試さなかった。


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 汚いなぁ…
列車移動、バス移動中によく目にしたこと。

中国人は『手鼻』、『たん』や『つば』を窓の外ではなく通路や足下にはく。
どうもこれが日本人には汚く感じられて仕方ない。

『禁煙』のマークがあっても、平気でタバコを吸う人も多い。
『大人の公共の場でのモラル』が西側諸国と違うみたいだ。

赤ちゃんは列車の通路で『小便』をなさっていた…。
ちゃんとトレイが列車についているのに…。

中国の赤ちゃんのおしりはパックリあいている。
『いつでもどこでも』できるように、と言わんばかり。

「うそだろ?」
数時間後、その子はきばりだし、大きい方も通路でなさっていた…。
お母さんがきて、ちゃんと後始末をしていったが、なんとも驚かされた。
全中国公認、赤ちゃんの特別な権利なのだろうか?

『手鼻』をかむ人もよくみかける。
その手で饅頭を売って下さる人もいる。
汚さのセンスがどうも日本人とは違うらしい…。


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 中国のトイレ
噂には聞いていた中国のトイレ。
やはり刺激的。

男性トイレ、大きい方(個室)の扉がない!
これはやはり抵抗がある。

日本人男性の感覚としては、人前で『小』は出来るが『大』は出来ない。
出すものが人様に見せるものではないからだろうか?
でも『小』だって別に人様に見せるものじゃない…。

「『男』は人前で小を出来るのに、何故『女性』は出来ないんだろう?」
いつぞやこんなことをラオスでぼんやり思ったもんだ。
どれもこれも『慣れ』や『習慣』という一言で片付けられそうな気がした。

扉がない個室で用を足す。
羞恥心より緊急事態を回避する方が優先される。

たしかに、しばらくしたら慣れてしまった。
自分が男だから?


逆に、初めて中国人が西洋スタイルの個室トイレで用をたす時、閉塞感があったり、一人で心細いとか感じるものなのだろうか?


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 80日間世界一周
この旅もいよいよ80日目を迎えた。

「80日間で世界一周できるのか?」
ジュール・ヴェルヌの有名な物語『80日間世界一周』のテーマ。
飛行機や鉄道網がはりめぐらされた21世紀の世の中なら、世界一周するだけなら数日もあれば十分なはず。
でも自分はまだ世界を1周どころか半周もしていない。

世界中を移動し、そこで何を見て何を感じ取るか。
そういった事に重点を置かないと、『80日間世界一周』はただの移動になってしまうだろう。
そんなものには何の意味も価値もない。

急いでまわったってしょうがない。
のらりくらりと世界をめぐろうと、『80日』をきっかけに思った。

[ 中国、開封にて ] 2001年 2月 2日
旅 80日目

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 寒い少林寺
拳法、『少林拳』で有名な嵩山少林寺へ。

山に囲まれた嵩山は、季節が季節なだけにとにかく寒い!
せっかく来たのにこの寒さは観光意欲をなくさせる…。

嵩山少林寺と言えば、大きなお寺があり、そこでたくさんのお坊さんが武術の修行をしているのかと思った。
でも実際はちがった。

少林寺はそれこそ普通のお寺で武術をやる場所など全く無い。
その周辺にいくつもの武術学校があり、そこで少年たちが武術を学んでいる。

校庭で整列して一斉に型の練習をしている姿はかっこいいものだ。

まわりに槍や剣を売る武器や、カンフー着屋がいくつもある。
見ているだけで強くなったような気になれる不思議な場所。
武術好きな観光客には寒くてもとても楽しめる場所だ。

[ 中国、嵩山にて ] 2001年 2月 4日
旅 82日目

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 コーヒー欠乏症
2月の中国はむちゃくちゃ寒い。
ホテルや列車にはあつーいお湯がでるボイラーが常備されていて、それでお茶やインスタントラーメンを作る事ができる。
こんなちょっとしたことが身も心も温めてくれる。

「コーヒー、飲みてぇなぁ…。」
決してお茶が嫌いなわけでは無いのだが、ご無沙汰しているコーヒーをなんだか無性に飲みたくなった。

洛陽のスーパーでネスレのインスタントコーヒーを発見!
まよわず、すかさず買った。

うま!
久しぶりのコーヒーは寒さのせいもあってか、安物なのに無茶苦茶おいしく感じられた。
こんなちょっとしたことが身も心も温めてくれる。

[ 中国、洛陽にて ] 2001年 2月 4日
旅 82日目

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 ボロ札はトラブルのもと
東南アジアを旅していて、ボロ札と出会う事は少なく無い。

黒ずんだ札。
端がビリビリになった札。
まん中から切れそうな札。
財布など持たない人たちが札をそのままポケットに入れ、どんどんボロボロになっていくみたい。

虫食いみたいな穴があいた札。
インフレで貨幣価値がおち、100枚をひと束にするため、ホチキスでとめたりする国もある。
その束をほぐすため、ビチっとホチキスを力づくで取り払う。
もちろんホチキスがとめられていた札のど真ん中が破れ、ボロボロに…。
もっと大切お金を扱おうよ…。

「まじで?」
ボロ札を受け取られないことも良くある。
あんたらの国のあんたらの金だろ? と言いたくなる。
やぶったのはあんたらで、金にはかわりないだろう? と言いたくなる。
それでも受け取ってくれない所は絶対に受け取ってくれない。
使えるはずのお金が使えないなんて、なんとも腹立たしい。

おつりをもらう時、両替えしてもらう時はボロ札がないか確認する事ってとっても大切。

万が一、ボロ札が手元に来てしまったら、札を数枚で支払う時、うまくまん中にひそめ使うといい。

こんなことでヤキモキしなきゃイケナイのがなんともバカバカしい。
それにしても、日本のお札って綺麗だよなぁー…。


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 歴史めぐり
◆洛陽、「関林廟」
『三國志』で有名な武将、関羽の首がおさめられている場所。

◆西安 興慶宮
阿倍仲麻呂の石碑がある。

◆西安 青龍寺
空海が修行をした?寺。

◆西安 大雁塔
三蔵法師がインドから持ち帰った法典を納めた塔。

◆西安 始皇帝陵
始皇帝のお墓。

◆西安 華清池
楊貴妃が入った温泉がある。

はるか昔、小さい頃、歴史の時間に聞いた事があるような名前を目にする機会が多い。
今さら、もっと歴史を勉強しておけば、これらの場所がもっと楽しめたんだろうなぁ、と思った。

逆に今、歴史に興味がない子供には、日本や世界の史跡に行かせたら、ちょっとは興味をもったりするのではないだろうか?
実際に目の前に本物を見たら、何かしら感じるのではないだろうか?
…なぁんて思った。


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 楽しみなネットカフェ<2>
インターネットが普及し、電子メールのおかげで世界を放浪しながら、日本の最新のニュースを聞けたり、 旅の話をリアルタイムに語り、感想を聞けたりできる世の中になった。

東南アジアでは探すのに苦労をしなかったネットカフェ。
どこも観光客が多いからだろうし、日本人観光客の多さのおかげでコンピュータの日本語環境もたいてい整っていた。

しかし、中国では大都市だとネットカフェを探すのも大変。
あっても日本語を読み書きできないことが殆ど。
数分かけて日本語フォント(文字)をダウンロードして、なんとかメールを読めるようにする。
日本の友達からのメールは旅の合間のちょっとした楽しみなのである。

一週間ぶりに訪れたネットカフェ。
来たメールは全部でたったの7通…。
旅を始めた頃は、3倍は来てたのに…。
ずいぶんと友達が減ったものだ…。
このまま自分の存在が忘れ去られていきやしないか、不安になった…。

[ 中国、西安にて ] 2001年 2月 9日
旅 87日目

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 邦楽欠乏症<1>
町のCD屋さんにふと足を踏み入れてみる。
酒井法子、浜崎あゆみ、安室奈美恵、宇多田ヒカルのCDが売られている。

MTVからはPuffy、ELT、Luna Sea(当時解散直後)、Da Pump、Kinki Kids、ミニモニ(デビューしたて)の映像が流れてくる。
忘れかけていた邦楽に触れる機会がやたら多い。

日本じゃ、ラジオやTVからいつもの様に邦楽が流れていていた。
MDでも邦楽ばかり聞いていた。
好きな時に自分の好きな邦楽を聞いていた。
しかし、今、旅の最中は、そうもいかない。
日本では普通の事が出来ない。

日本を離れ、約3ヶ月。
あぁ、なんだか無性に邦楽を聞きたくなってきた。
和食を長期間食べなくても平気なのに。
日本語を話さなくても平気なのに。

これは出発前には予想外の事態だった。

[ 中国、西安にて ] 2001年 2月 10日
旅 88日目

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 麻婆豆腐発祥の店
陳麻婆豆腐店。
成都にある料理店。
ガイドブックによると、どうやらここが麻婆豆腐の発祥地らしい。
せっかくだから行ってみた。

こざっぱりとした現代風で綺麗な店内。
伝統ある店にはとても見えない。

麻婆豆腐を頼んで食べてみた。
からくてうまかった。
確かにうまい。
でも、
「これが元祖の麻婆豆腐か!」
と、感激するほどの味じゃ、なかった…。

『本家が最高』とは限らないものなのか、なんて思ったりした。

[ 中国、成都にて ] 2001年 2月 13日
旅 91日目

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 イメージ通りの中国
道教のお寺、『青羊宮』にいってみた。

瓦屋根の建物。
線香の煙漂う境内。
中国の伝統的な衣装をまとった道士が両手を胸の前でそでに入れている。
髪の毛も頭の上で結い、『いかにも中国』といった雰囲気をかもし出していた。

中国に来て3週間。
人民服を着ている人も少ししか見かけず、チャイナドレスを着た女性など高級レストランでしか見かけなかった。
町は素朴さはあるものの、ビルやマンションが立ち並ぶ所が多い。
人や建物といった町の風景からは外国人が思い描く『伝統的な中国っぽさ』を感じにくかった。
そんな中、『青羊宮』は建物の雰囲気、そこにいる人の格好、様子からイメージ通りの中国だった。

日本にくる外人、特に西洋人は着物を着た女性やサムライや忍者、お城などを期待して日本に来るんだろうなぁ…。

[ 中国、成都にて ] 2001年 2月 13日
旅 91日目

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 世界一遠い空港
拉薩(ラサ)。
中国で1番行ってみたい場所。
成都から飛行機で飛ぶ事2時間、その憧れの地へ降り立った。

乾いた空気。
ヤク(羊のいとこ?)が点在する丘。
見晴しのいい何も無い大地が延々に続く。

空港から町へはバスで1時間半、距離にして100km。
なにやら『世界で一番町から遠い空港』とのことだ。
中国人は世界一が大好きらしいが、こんなことは誇らないでもらいたい。

[ 中国、拉薩にて ] 2001年 2月 14日
旅 92日目

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 ポタラ宮
ポタラ宮

遠くの丘に、TVや雑誌で見た事があるあの建物がみえた!


ダライラマの宮殿、『ポタラ宮』。


「垂直のベルサイユ」とも呼ばれる世界最大級の建築物。
白と朱色の外壁、正面に見える斜めの階段が独特の雰囲気。
近付くにつれ、その大きさを実感する事が出来る。

すごい。
とにかくスゴイ!

『とうとう拉薩に来た!!』
自然と胸に込み上げてくるものがあった。

憧れの地に来るというのは、他の何気ない場所へ行くのに比べ、気分が高揚する。
何か大きな目的を達成した様な気にさえなってしまう。

目の前にある荘厳な建物。
自分の中で神格化してしまったせいか、心を捕らえて離れないものになってしまった。


[ 中国、拉薩にて ] 2001年 2月 14日
旅 92日目

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 五体投地
チベット仏教の聖地、拉薩。
ダライラマの宮殿、『ポタラ宮』や大昭寺(ジョカン)など、巡礼地が点在する。

 五 体 投 地。

立った姿勢からかがみ、体を前方へ倒す。
地面にうつむせになるまでくっつけ、また立ち上がるチベット仏教独特の礼拝方法。
大昭寺の前やその周囲にある八角(バルコル)とよばれる一角で見かける事が出来る。
これを続け、何年もかけここ拉薩を目指す人もいるという。

TVで見た事はあったが、直接自分の目で見ると、なんだかとても重い。
何か伝わってくるものがある。

これを続ければ幸せになり、努力は報われ、悟りを開けるというのだろうか?
来世は最高のものになるのだろうか?
科学的には殆ど無意味にみえるこの行為も大勢が信仰として続けている姿をみると、何か見えないものを信じたくなってしまう。

[ 中国、拉薩にて ] 2001年 2月 15日
旅 93日目

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 高山病
標高3600m以上の高地にある町、拉薩。
飛行機で空港に降りた時からなんとなくだか、一生懸命呼吸をしないとくるしくなりそうだった。

でも、しばらくするとそんなことを気にせず呼吸をしていた。
しかし、まわりの日本人観光客は誰もがグロッキー状態。
「何も食べたく無いです…。」
頭痛をうったえ、宿でずっと寝続ける次第。

どうやらみな高山病にかかった様だ。
安静にしていれば、2、3日で直るというが、人によっては全然直る気配がない。

だけど、自分は普通に疲れはするが、頭痛や食欲不信などとは無縁。
いたって普通。
階段を駆け上がってもなんともなかった。

「この差はなんなんだろう?」
同じ人間なのに、同じ日本人なのに、一体何が原因でこんな違いが出てくるんだろう?
不思議に思った。

[ 中国、拉薩にて ] 2001年 2月 15日
旅 93日目

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 禅問答
セラ寺にて。
寺はずれの一角にある塀の中から「パチ! パチ!」と乾いた音が聞こえて来た。
中で乾布摩擦でもしているのかと思うような音だった。

禅問答

「何してるんだ、このお坊さんたち?」
中では大勢の修行僧が1度手を叩いてから地面をドンと踏みならしていた。

「禅問答ですよ。」
座った僧が立った僧に世の真理について聞く。
しばらく考えてから立った僧が「どうだぁ?」と言わんばかりに何か答える。
その時、1柏手1地面踏みならしを行なうのだった。

囲いの中には座った僧と立った僧が何組もいて、あちこちから柏手が聞こえてくる。
こうしていろいろ知恵を競い合っているそうだ。

そのアクション、その光景はとても印象深く残った。
一方、「ここであれこれ問答するより、世界を見てまわった方が新しい刺激と新しい考えがでるのでは?」
なんて思っちゃったりもした。

[ 中国、拉薩にて ] 2001年 2月 16日
旅 94日目

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 行方不明ポスター
「この人を見かけた人は御連絡下さい。」
日本人男性の写真と最後に見かけられた場所、日時などがそのポスターには記されてあった。

謎の多いチベット地区。
観光客が足を踏み入れるのを望まない場所もあるらしい。
なんらかの事件に巻き込まれ?行方不明になる旅人が後をたたないらしい。

「こえー…。」
旅は安全にしたいものだ。

[ 中国、拉薩にて ] 2001年 2月 16日
旅 94日目

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出発(日本)〜タイ

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タイ〜カンボジア

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カンボジア〜中国

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ネパール〜インド

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インド、パキスタン

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バングラデッシュ〜ミャンマー

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トルコ〜シリア

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シリア

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レバノン〜エジプト

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ギリシャ〜ボスニア

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クロアチア〜チェコ

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ポーランド

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ポーランド〜オーストリア

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ポルトガル

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ブラジル1

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ブラジル2

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ブラジル3

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ブラジル4

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ひとりごと<その27>へ
アルゼンチン2

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アルゼンチン3〜アメリカ

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〜日本



 世界一周旅行、ひとりごと その4 ー目次ー  
天の声 (2002/ 5/ 21 更新) ………悩んでいたらアドバイスをくれた受話器の声(2001/ 1/ 24、南昌)

ウソつきムカつき旅行会社 (2002/ 5/ 21 更新) ………思いっきり頭にくるツアーの押し売り(2001/ 1/ 27、黄山)

大都会、南京 (2002/ 5/ 28 更新) ………久々の都会に圧倒される(2001/ 1/ 29、南京)

南京にて思ふ事 (2002/ 5/ 28 更新) ………日本と中国の微妙な関係(2001/ 1/ 29、南京)

中国、列車の旅 (2002/ 5/ 28 更新) ………中国の列車のタイプ

中国、バスの旅 (2002/ 5/ 28 更新) ………バスのタイプ

汚いなぁ… (2002/ 5/ 28 更新) ………日本人とは違う?汚さのセンス

中国のトイレ (2002/ 5/ 28 更新) ………文化、習慣の違いによる感覚の違い

80日間世界一周 (2002/ 6 /04 更新) ………旅80日目を機に思う事(2001/ 2/ 02、開封)

寒い少林寺 (2002/ 6 /04 更新) ………有名だがあまり知らない少林寺周辺(2001/ 2/ 04、嵩山)

コーヒー欠乏症 (2002/ 6 /04 更新) ………寒い日のコーヒー(2001/ 2/ 04、洛陽)

ボロ札はトラブルのもと (2002/ 6 /11 更新) ………お金がお金でないこと

歴史めぐり (2002/ 6 /11 更新) ………昔歴史の授業で聞いたような聞かないような…

楽しみなネットカフェ<2> (2002/ 6 /11 更新) ………徐々に忘れられ、飽きられて?きたこの旅(2001/ 2/ 09、西安)

邦楽欠乏症<1> (2002/ 6 /11 更新) ………邦楽にふれ、邦楽を恋しくなる(2001/ 2/ 10、西安)

麻婆豆腐発祥の店 (2002/ 6 /18 更新) ………発祥の地の味は…(2001/ 2/ 12、成都)

イメージ通りの中国 (2002/ 6 /18 更新) ………外国人がイメージする中国像(2001/ 2/ 13、成都)

世界一遠い空港 (2002/ 6 /18 更新) ………世界一が大好きな中国人(2001/ 2/ 14、拉薩)

ポタラ宮 (2002/ 6 /18 更新) ………中国の果て、憧れの地へ(2001/ 2/ 14、拉薩)

五体投地 (2002/ 7 /02 更新) ………印象的な巡礼シーン(2001/ 2/ 15、拉薩)

高山病 (2002/ 7 /02 更新) ………なれないと大変な病気(2001/ 2/ 15、拉薩)

禅問答 (2002/ 7 /02 更新) ………印象的な修行シーン(2001/ 2/ 16、拉薩)

行方不明ポスター (2002/ 7 /02 更新) ………姿を消す旅人のポスター(2001/ 2/ 16、拉薩)

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